祭典

明治39年(1906)に作られた御神輿。毎年大祭でお目見えし、現在でも現役で担がれている。

大祭 十一月十四日・十五日に近い、土曜・日曜
  年一回の大祭で最も荘厳に行われ、宝作の無窮と氏子の安泰を祈ります。

 

おきよ祭り 旧暦 八朔(旧八月一日)
  神武天皇御船出の予定が急に早まり、村人たちが家々の戸を叩いて起こしてまわったということに因み、今も、美々津小学校の児童たちにより「おきよ祭り」が連綿と行われております。児童たちは、早朝午前四時(伝説では午前二時)に立磐神社に集まり、お祓いを受けると、午前四時半より笹竹を手に町内(立縫・新町地区)の家々の玄関を「起きよ、起きよ」と叩いて起こしてまわります。その後、笹竹を海に流し、町並みセンターで「つきいれ団子」をいただきます。つきいれ団子とは、村人たちが神武天皇に献上しようと団子の用意をしておりましたが、出発が早まり間に合わず、苦肉の策としてもち米と小豆を蒸し、それを混ぜてつきあわせた団子で、この団子を神武天皇に献上したと伝えられています。おきよ祭りの後、児童たちはこのつきいれ団子を皆でいただき、神武天皇御東遷をしのんでおります。

 

写真左)おきよ祭りの様子  写真中)つきいれ団子  写真右)つきいれ団子作りの様子

 

夏越の大祓 六月三十日
  世人が知らず知らずの間に犯した罪や穢れを祓い清めて更生を祈願いたします。鳥居に設置される「茅の輪」は宮司自ら制作しております。